フランスガム製菓学院

フランスガム製菓学院という学校は
ある国のある街のある処にひっそりとたたずんでおります。
そこではたくさんの生徒たちが
お菓子の作り方とともに お菓子な人生の作り方を学んでいるのです。

そんなお菓子なお話を 少しづつ皆様へお届けいたします。
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季節はずれのいちごのお話


季節はずれのいちご 温室そだちのお嬢さん
季節はずれのいちご ロッカー志望の野球少年
季節はずれのいちご 時差ぼけのアメリカ人

季節はずれのいちご 

季節はずれのいちごの集い
それは6月のショートケーキ







季節はずれのいちごのショートケーキを食べたのは
季節はずれのオーバーを纏った老紳士でした。


老紳士 額の汗をぬぐいつつ
ケーキをペロリとたいらげた

紳士の汗は いよいよ繁く
しまいに  涙も流れ出た
おかげであたりは水びたし
どこもかしこも 水びたし


♪季節はずれも ほどがある♪


これが 梅雨のはじまりでした。



フランスガム製菓学院書庫蔵
「梅雨の起源といちごの相関性に於ける叙事詩」より抜粋
| 製菓小話 | 01:42 | - | - |
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